DeepSeek Harness で AI 小説執筆ワークベンチを構築:プロット展開から AI 調除去の校正まで

実画面確認済みの 7 ステップ。oh-story-dsh プラグインをコマンド 1 つで導入し、story ウィザードで題材リサーチ・世界観・キャラ設定・冒頭 3 章のプロット展開まで。行き詰まったら story-long-write、仕上げは story-review で AI 調を除去。下書きはすべてローカル保存です。

最終更新: 2026-09-16

Web 小説を書く人が抱える二つの悩み——巻の途中での行き詰まりと、プラスチックっぽい AI 文章です。チャット画面で AI に小説を書かせるやり方は、この二つをさらに悪化させます。設定は散らかっていき、本文はファイルとして残らない。oh-story-dsh プラグインはここで別のアプローチを取ります。小説専用のワークベンチを DeepSeek Harness に組み込み、原稿・プロット・AI 校閲を同じ画面に並べる。何百章書いても、プロジェクトは整然としたままです。

以下のガイドのスクリーンショットはすべて実録画からの切り出しです。コマンド 1 つでプラグインを入れ、モデルキーをつなぎ、story ウィザードに題材のリサーチ・世界観・キャラ設定・冒頭 3 章のプロットを任せ、3 ペインのワークベンチで日々 1 万字を書き進めます。行き詰まれば story-long-write が長編を自動展開し、書き上げれば story-review が AI 調を除去。すべての画像は元動画の該当秒数へジャンプできます。

7 ステップで AI 小説執筆ワークベンチを構築

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    コマンド 1 つで小説ワークベンチを導入

    ワークベンチの正体はひとつの DSH プラグイン、oh-story-dsh です。web プロファイルに向けて add コマンドを実行し、DSH Web UI を起動すれば、ターミナルにワークベンチのローカルアドレスが表示されます。前提は Node.js 24+ のみ。プラグインは DSH のネイティブ拡張として動くため、初回起動前に他に設定するものはありません。

    $npx -y @deepseek-ai/dsh@0.1.1-rc.1 plugin --profile web add @oh-story/dsh@0.1.2
    $npx -y @deepseek-ai/dsh@0.1.1-rc.1 web
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    ワークベンチを開いてモデルキーを接続

    起動するとブラウザがローカルアドレス 127.0.0.1:3080 を開きます。DSH Settings → Models でプロバイダを追加して API Key を貼り付ければよく(DeepSeek のキーがそのまま使えます)、起動前に環境変数 DEEPSEEK_API_KEY を渡しても OK です。チャット入力欄にはモデル切り替えが組み込まれており、メッセージ単位でモデルを変えられます。セットアップは 5 分ほどで終わり、プラグイン自身があなたの API キーを扱うこともありません。

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    story と入力して創作ウィザードを起動

    小説モードで story と打てば、フルプロセスの創作ウィザードが起動します。トレンドの題材リサーチ、世界観の構築、キャラシートの作成、そして冒頭 3 章のプロット展開まで、内蔵のプロフェッショナル エージェントが伴走します。下の 2 枚がその成果物です。1 枚はキャラの設定ファイル(基本情報・コア特性・解放済み能力)、もう 1 枚は第 1 章のプロット(段階位置・構成公式・コアイベントとビート一覧)です。

    $story
    DeepSeek Harness のエディタで開いた Oh Story のキャラシート「江晨.md」。基本情報・コア特性・解放済み能力が並び、story ウィザードが生成したキャラ設定ファイルであることが分かる画面。
    キャラごとに実ファイルが付く。基本情報も特性も、物語の中で解放された能力まで記録。動画 0:32 あたりを見る
    Oh Story ワークベンチに表示された第 1 章のプロット「細綱_第001章.md」。段階位置・構成公式・コアイベントがプロット展開によって自動生成された状態。
    ウィザードのプロット展開は章ごとのファイルに落ちる。構成公式が先、ビート一覧が後。動画 0:30 あたりを見る
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    3 ペインのワークベンチで本文を執筆

    これから毎日向き合う画面です。左はプロジェクトのファイルツリー(本文 20 章・プロット・設定・トラッキングが一目瞭然)、中央のエディタにはエージェントが書いた本文がリアルタイムに流れ込み、右は AI パネル。エージェントがファイルを書くたびにエディタが追従するので、チャット画面と原稿の間のコピー&ペーストとは無縁です。

    DeepSeek Harness の 3 ペイン小説ワークベンチ。左に本文 20 章のツリー、中央のエディタに第 1 章の本文がリアルタイム表示、右にエージェント パネル。
    ツリー・原稿・エージェントが 1 画面。エージェントが書く間、エディタが追従する。動画 0:28 あたりを見る
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    行き詰まったら story-long-write で長編展開

    巻の途中で壁に当たったら story-long-write です。長編チャプターの自動展開が始まり、この先数章の展開をエージェントが推し進めます。長編でも設定が崩れないのは、ワークベンチが機械可読なトラッキングファイルを保守しているからです。_tracking-state.json には各キャラの目標・知識範囲・人間関係が記録され、伏筆リストや章ごとの記録とともに、エージェントが整合を保つべき制約になります。

    $story-long-write
    oh-story-dsh ワークベンチのトラッキング状態ファイル _tracking-state.json。キャラごとの目標・知識範囲・人間関係が記録され、長編展開の整合性を支えている。
    長編でもキャラがブレない。名のあるキャラ全員に機械可読な状態ファイル。動画 0:34 あたりを見る
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    story-review のスマート校正で AI 調を除去

    ひととおり書き終えたら story-review です。空疎な決まり文句と機械的な対句表現——AI 文章の二大特徴——を粉砕するのが、内蔵の校正モジュールです。校閲レポートは右パネルに届きます。引用符の混用、参照切れ、巻プランとの文字数のズレ、整合性リスクが 1 件ずつ「修正済み/未変更」付きで並び、変更は DSH 通常の承認フローを経てから反映されます。

    $story-review
    story-review の校閲レポート。20 章規模の Web 小説原稿から、句読点のミス・参照切れ・文字数のズレ・整合性リスクが列挙されている。
    校閲パネルは編集者の鉛筆書きのような五つの指摘。それぞれ修正済み/未変更付き。動画 1:41 あたりを見る
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    下書きはすべてローカルに

    ワークベンチはローカルアプリです。エディタもファイルツリーも下書きも、すべて自分のディスク上のワークスペースに保存され、アクセスは 127.0.0.1 経由。章は普通のプロジェクトファイルとして本文フォルダに積み上がるので「日々 1 万字」もファイルが増えるだけの話。クラウドも同期も不要で、未公開のプロットが PC の外に出ることはありません。

    Oh Story ワークベンチの本文と入力欄。サーバーは 127.0.0.1:3080 で、小説全体がローカルのプロジェクト ファイルとして作者のディスクに保存されている状態。
    原稿はクラウド エディタではなく自分のワークスペースに。回線を切っても原稿は残る。動画 1:47 あたりを見る

よくある質問

モデル対応・プライバシー・ワークベンチの実際の使い方に関する簡単な Q&A。

どのモデルを使えますか?

DSH に接続できるモデルなら何でもです。DeepSeek のキーがそのまま使え、録画には入力欄のモデル切り替えも映っています(デモは DeepSeek-V4-Flash)。カスタムプロバイダは DSH Settings → Models かプラグインの openai_compatible.json で追加できるので、ローカル モデルやサードパーティ製も OK です。

原稿が PC の外に出ることはありますか?

ありません。ワークベンチは自分の PC 上(127.0.0.1:3080)で動き、本文・プロット・設定・トラッキングファイルはプロジェクトのワークスペースにそのまま置かれます。ネットに出るのは自分が呼び出すモデル API へのリクエストだけで、プラグイン自身があなたの API キーを扱うことはありません。

動かせる PC のスペックは?導入は難しいですか?

ごく普通の家庭用 PC で十分です。ハード要件は Node.js 24+ のみ。プラグインは DSH のネイティブ拡張としてオフラインで動き、動画では 20 章規模の小説をありふれたデスクトップ 1 台で回しています。長編展開の負荷はモデル側に乗るのでローカル CPU には軽く、導入はコマンド 1 本、キーを設定すれば 5 分で書き始められます。

チャットで AI に小説を書かせるのと何が違いますか?

チャット画面では小説は会話履歴の中にしかありません。こちらでは小説がプロジェクトファイルとして存在します。章ツリー、プロット、キャラシート、トラッキング状態——エージェントが読み書きする実ファイルです。だから story-review は第 20 章を巻プランと突き合わせられますし、13 の小説スキルと 7 つの専門ロールも出番を持てるわけです。

複数章をまとめて生成できますか?

はい、そのための story-long-write です。行き詰まった時点で以降の章を自動展開します。デモの巻プランは最初の 20 章を約 4 万〜4.5 万字と見積もり、校正では実測(約 4.9 万字)とのズレまで指摘。日々 1 万字の更新がこのワークベンチの標準的な使い方です。

動画に出てくるショートドラマモードとは?

同じプラグインには Drama Skills というショートドラマ制作ラインも搭載されています。小説を複数エピソードの脚本に脚色し、各話のセリフとどんでん返しを書き、専門的な絵コンテと Midjourney・動画生成モデル向けプロンプトまで出力します。ワークベンチの別モードでコマンドも別系統なので、そちらはショートドラマ ガイドで解説します。

関連ガイド

小説ワークベンチと合わせて読みたい DeepSeek Harness のチュートリアル。

出典とクレジット

本ページのスクリーンショットは下の録画から切り出したもので、著作権は制作者に帰属します。各画像は元動画の該当秒数へリンクしています。コマンド名・UI 表記は画面のとおり。プラグインの事実は oh-story-dsh の公式リポジトリと突き合わせて確認しました。

DSH Plugins は DeepSeek Harness プラグインの独立したコミュニティ ディレクトリです。DeepSeek との提携・公認はありません。サードパーティ製プラグインはセキュリティ監査を受けていません。インストール前にソースコードをご確認ください。

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