DeepSeek Harness(dsh)プラグインのインストール方法:CLI・プロファイル・トラブル対処(2026)

DeepSeek Harness(dsh)プラグインの導入・設定ガイド:dsh plugin add、cordis.patch.yml、プロファイル切替、トラブル対処と安全チェックを解説。

最終更新: 2026-09-28

0. ハーネス本体をアップグレードする前に(0.2.0-rc.1、2026-09-28)

0.2.0 系が始まりました:2026-09-28 に npm latest は 0.1.7-rc.2 へ切り替わり、同じ日に 0.2.0 初の候補(0.2.0-rc.1)が next に登場しています。リリースノートのうちプラグイン利用者に効くのは 2 点:自動化タスクがオプションのプラグインバンドルに移行(アップグレードすると定期タスクが消え、バンドルを入れ直すまで戻りません)、プラグイン管理 UI が作り直された。当日のアップグレード波で公式ディスカッションには互換性報告が並びました——プラグインの大量死(#8145)、ワークスペースの消失(#8140)、Windows サンドボックスの 0xC0000142(#8141–#8143)。本体に触れる前に:

# 1. プロファイルをバックアップ
cp ~/.dsh/profiles/<name>/cordis.patch.yml ~/dsh-profile-backup.yml

# 2. 0.2.0 のプレビューは正確なバージョンで固定——RC に @latest は禁手
npm install -g @deepseek-ai/dsh@0.2.0-rc.1

# 3. 挙動がおかしければ動いていたバージョンへ戻す
npm install -g @deepseek-ai/dsh@0.1.7-rc.2

0.2.0 アップグレードの波及を「症状 → 原因 → 対処」で追えるのはトラブルシューティングガイドです。

1. CLI コマンド早見表(Quick Reference)

CLI での操作に慣れている方は、以下のコマンド早見表をご活用ください。

# 1. DeepSeek Harness 本体(dsh CLI)をグローバルインストール
npm install -g @deepseek-ai/dsh

# 2. デフォルト環境にプラグインを追加(npm レジストリから)
dsh plugin add dsh-vision-toolkit

# 3. 特定のプロファイル(Web UI や Headless モードなど)にプラグインを追加
dsh plugin --profile web add dsh-web-ui
dsh plugin --profile headless add tokenledger

# 4. GitHub リポジトリから直接インストール(ブランチやタグの指定可能)
dsh plugin add github:volcengine/openviking#main

# 5. 開発中のローカルプラグインをリンク
dsh plugin add ./path/to/my-dsh-plugin

# 6. プラグインをアンインストールして設定から削除
dsh plugin remove dsh-vision-toolkit

2. DSH の「すべてがプラグイン」アーキテクチャ

DeepSeek Harness(dsh)は Cordis マイクロカーネルアーキテクチャを採用しています。UI テーマ、推論ルーティング、ビジョン OCR、記憶管理、各種 CLI ツールに至るまで、すべての機能がプラグインとして独立して提供されます。

エコシステムも見て回りやすい:GitHub の dsh-plugin トピックだけでも数千の公開リポジトリが登録され、公式 deepseek-ai/deepseek-harness が先頭に並びます。

GitHub の dsh-plugin トピックページに 7,654 件の DeepSeek Harness 公開プラグインリポジトリ、Everything is a Plugin のクジラバナー

GitHub の dsh-plugin トピック――数千のコミュニティリポジトリ。

なぜ DSH プラグインは「完全な可逆性」を持つのか?

従来のパッケージマネージャーでは、アンインストール時に不要なファイルや壊れた状態がシステムに残ることがありました。DSH では、プラグインの導入は設定レイヤーに宣言的な 1 行を追加することと同義です。

  • 起動時: Cordis コンテナがパッチ設定を読み込み、依存ツリーを下から上へと自動構築します。
  • 削除時: 設定から該当行を削除して再起動するだけで、プラグインが登録した API、ツール、コンテキストフック、UI パネルが跡形もなく即座に破棄されます。

3. 3 つの主要インストール方法

利用環境や好みに合わせて最適な方法を選択できます。

公式の講義スライドは、日常的な 3 つの方法――ターミナルコマンド、チャットでのお願い、プラグインマーケット――を 1 枚にまとめたものです。本ガイドではさらに設定ファイルとプロファイルまで掘り下げます。

DeepSeek Harness プラグインの3つのインストール方法を示す講義スライド:コマンドインストール・会話インストール・プラグインマーケット

公式が示す3つのプラグイン導入方法。

方法 1: CLI コマンドによる追加(推奨)

dsh plugin add コマンドを使用すると、パッケージの解決・取得・設定ファイルへの追記が自動的に行われます。

# バージョンを指定してインストール
dsh plugin add dsh-mnemon@^1.2.0

# オプション付きで特定プロファイルに追加
dsh plugin --profile web add @scope/custom-theme --port 8080

方法 2: 設定ファイルでの明示的宣言(cordis.patch.yml)

Git などで開発環境の設定を一元管理したい場合は、パッチ設定ファイルを直接編集します。

# ~/.dsh/profiles/default/cordis.patch.yml またはプロジェクトルートの .dsh/cordis.patch.yml
plugins:
  # 視覚・OCR ツールプラグイン
  dsh-vision-toolkit:
    enabled: true
    options:
      ocrEngine: 'default'
      maxImageSizeMb: 10

  # 長期記憶・コンテキスト拡張プラグイン
  volcengine/openviking:
    enabled: true
    options:
      persistPath: '~/.dsh/memory/viking.db'

編集完了後、dsh を起動して新しいプラグインツリーを読み込ませます。

方法 3: ビジュアルマーケットプレイスでの導入(Web UI)

Web インターフェースをご利用の方は、まず dsh-market プラグイン を導入するのが便利です。

一番手軽なのは会話インストール:チャットで「これを入れて」と伝えるだけです。下のキャプチャでは、DSH が dshmarket v1.14.1 を取得・検証・ホットリロードし、会話を離れずに完結しています。

DeepSeek Harness Web UI のチャットで DSH Market プラグインを会話インストール、dshmarket v1.14.1 を検証してホットリロード

チャットで dsh-market を依頼、完了後すぐホットリロード。

  1. Web 画面で Settings → Plugin Market に移動します。
  2. 導入したいプラグイン(dsh-web-ui や modlens など)を検索します。
  3. Install をクリックすると、バックグラウンドで自動的に設定が更新され反映されます。

コミュニティマーケットのダイアログで dsh-market と検索すると、一覧は一致するカードにすぐ絞り込まれます。

DeepSeek Harness コミュニティプラグインマーケットのダイアログで dsh-market を検索、一致するプラグインカードを表示

Web UI 内蔵のコミュニティマーケット検索。

カードを開くと詳細ポップアップ:概要、正確な dsh plugin add 手動コマンド、ソースリポジトリと DSH マーケットへのショートカットが並びます。

DeepSeek Harness dsh-market プラグインの詳細ポップアップ、手動インストールコマンド dsh plugin add とマーケットボタン付き

dsh-market の詳細ポップアップ、手動コマンド付き。

導入後の管理も同じダイアログで完結:「インストール済み」タブには、プラグインごとに有効トグル・更新状態・アンインストールボタンが揃っています。

DeepSeek Harness Web UI 設定プラグインマーケットのインストール済みリスト、各プラグインにトグルとアンインストールボタン

インストール済みプラグインは同じダイアログで管理。

中国国内でのインストール高速化:公式ソース切り替えと npmmirror ミラー

デフォルトの npm レジストリだとダウンロードが止まりやすい環境では、次の2つの方法で高速化できます。

1. 公式のソース切り替え(0.1.7 系とともに latest チャネルへ):リリースノートによると、プラグインのインストールで 公式ソース / npmmirror ミラー / カスタムソース を選択できるようになり、インストール例と進捗表示も提供されます。0.1.7 系では「初回インストール時にソース未設定なら、到達可能な最適な npm レジストリを自動選択する」挙動も追加されています。npm latest は 2026-09-28 に 0.1.7 系(0.1.7-rc.2)へ切り替わったため、現在の安定版にこの機能は含まれています。

2. npm レジストリを npmmirror に向ける(今すぐ使える):定番の対処はレジストリを npmmirror ミラーに向けること。プラグインのダウンロードを高速経路に乗せます。

# レジストリを npmmirror に設定(-g を外すと現在のプロジェクトのみ)
npm config set registry https://registry.npmmirror.com

# その後は通常どおりインストール
dsh plugin add <owner>/<repo>

dsh plugin add github:owner/repo が GitHub への直接接続でタイムアウトする場合は、リポジトリをクローンして方法1のデバッグモードでローカルパスからインストールするか、プロキシ設定後に再試行してください。npmmirror は npm 公式データの完全ミラーです。企業内ネットワークでは公式スイッチャーにプライベートレジストリをカスタムソースとして登録できます。


4. プロファイルによる環境分離と切り替え

プロファイル機能により、用途ごとに異なるプラグインの組み合わせを分離して管理できます。たとえば、ローカル開発では Web UI やデバッグツールをフル活用し、CI/CD パイプラインでは軽量な Headless モードで実行するといった使い分けが可能です。

プロファイル設定ファイルの階層

  1. グローバルプロファイル: ~/.dsh/profiles/<profile-name>/cordis.patch.yml(すべてのワークスペース共通)
  2. プロジェクト別プロファイル: <project-root>/.dsh/cordis.patch.yml(現在のプロジェクトにのみ適用、グローバルより優先)

プロファイルの起動

# Web UI モードで起動(Web プロファイルのパネルやスキンを読み込み)
dsh --profile web

# 自動化用 Headless モードで起動(推論とコード実行プラグインのみ)
dsh --profile headless --task "run all tests and fix lint errors"

# TUI ターミナル強化モードで起動
dsh --profile tui

5. よくあるエラーとトラブルシューティング

プラグインの導入・読み込みで問題が発生した場合は、以下の確認を行ってください。

残高不足のエラーにも要注意:マーケット導入の最中、軌跡に赤い Insufficient Balance が浮かぶことがあります。DeepSeek API の残高切れなので、チャージして再試行してください。

DeepSeek Harness プラグインインストール中の軌跡に赤い Insufficient Balance(残高不足)quota エラー

残高切れでマーケット導入が止まった場面。

1. Plugin failed to register / Lifecycle timeout

  • 原因: Node.js バージョンが古い、またはプラグインのビルド成果物が不足している。
  • 対処法: Node.js ≥ 20.0.0(推奨: Node 22 LTS)がインストールされていることを確認してください。ソースから導入した場合はプラグインフォルダ内で pnpm install && pnpm build を実行してください。

2. Profile patch collision / Override order issue

  • 原因: 同じ目的の競合するプラグイン(サイドバー UI など)が同一プロファイルに複数読み込まれている。
  • 対処法: cordis.patch.yml を開き、プラグインの読み込み順序を調整するか、片方を別プロファイルに退避させてください(下流の設定が上書きされます)。

3. Permission denied / Sandbox security policy violation

  • 原因: デフォルトの安全サンドボックスにより、ファイルアクセスや外部ネットワーク通信が遮断された。
  • 対処法: DSH はデフォルトで read-only サンドボックスで動作します。信頼できるプラグインでディスク書き込みが必要な場合は、dsh --sandbox workspace-write を指定して起動してください(詳細は セキュリティガイド を参照)。

4. pnpm-workspace allowlist / ESM CJS 読み込みエラー

  • 原因: monorepo 環境での依存関係制限。
  • 対処法: プロジェクトルートの package.json や pnpm-workspace.yaml に該当パッケージを追加してください。

6. 5 分でできるプラグイン安全確認チェックリスト

提供元が不明なサードパーティ製プラグインを導入する前に、以下の 5 点を確認することをおすすめします。

  1. README を読む: 機能範囲、必要な環境変数、外部通信の有無を確認する。
  2. ライセンスを確認する: MIT、Apache-2.0 などの標準的なオープンソースライセンスか確認する。
  3. エントリーポイントのコードを確認する: ~/.ssh/ や ~/.aws/ などの機密領域にアクセスしていないかチェックする。
  4. コミュニティの健全性を確認する: 本サイトの詳細ページに記載されている GitHub Star 数、直近 90 日の Push 活動、Issue 状況を確認する。
  5. キュレーション済みプラグインを優先する: 本サイトで Curated や Featured バッジが付いているものは、コミュニティで広く利用されています。

7. よくある質問(FAQ)

Q: npm のような一発インストールコマンドはありますか?
A: はい。dsh plugin add <package>(例: dsh plugin add dsh-vision-toolkit)を使用すれば、パッケージ取得と設定追記がワンストップで実行されます。

Q: プラグイン導入後に dsh の再起動は必須ですか?
A: 必須です。DSH は起動時にプラグインツリーを動的に解決するため、設定変更後は dsh を再起動してください。

Q: 不要になったプラグインを完全に削除する方法は?
A: dsh plugin remove <package> を実行するか、cordis.patch.yml から該当行を削除して再起動します。Cordis の可逆設計により、残骸ファイルは一切残りません。

Q: このディレクトリに掲載されている 20,289 件以上のプラグインはすべて審査済みですか?
A: 本サイトは最大のリアルタイムインデックスを提供し、主要プラグインの健全性評価を行っています。サードパーティ製コードを導入する際は、上記の 5 分チェックリストも合わせてご活用ください。


8. 次に読むおすすめガイド

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