DeepSeek Harness を無料モデルで動かす:OpenRouter 導入ガイド

無料ルートを1コマずつ検証した解説:初回起動で DeepSeek キーをスキップし、OpenRouter をプロバイダーとして追加、:free モデルを選び、実際のコーディング課題で動作確認まで進めます。

最終更新: 2026-09-28

Free バリアントで絞り込まれた OpenRouter のモデルページ。Cohere North Mini Code と Z.ai GLM 5.2 のカードに $0/M の入出力価格が表示され、ブラウザーには DeepSeek Harness のタブが開いたまま
このガイドの根拠となるライブの無料リスト——顔ぶれは変わり、:free サフィックスだけが不変。

モデルは脳、ハーネスはその周辺すべて——指示、ツール、権限、そして全ステップの記録です。この役割分担があるからこそ、DeepSeek Harness は DeepSeek 公式モデルに固定されません。Models パネルはどんなプロバイダーも受け付け、中でも OpenRouter は最も安価な入口——1本の API キーの背後に数百のモデルがあり、無料バリアントまで含まれています。このページでは、dsh を新規インストールし、OpenRouter を接続し、無料モデルを追加して、実際に仕事をさせるまでを、実画面の録画に沿ってたどります。

以下のスクリーンショットはすべてその録画の生フレームで、それぞれが元の秒数に深リンクします。ダイアログ名、ボタン表記、:free サフィックス、リクエスト制限といった事実は、動画の英字字幕と画面表示そのものから取りました。OpenRouter で「どのモデルが無料か」は常に流動しているので、ここで挙げる具体名はスナップショットと読み、最新の無料リストを確認してください。ビルトインプロバイダー、NVIDIA NIM、ローカル Ollama については、 モデル切替とプロバイダー追加

要点まとめ

  • ▸DeepSeek Harness はモデルを固定しません。初回起動の API キーダイアログで Configure later を押してスキップし、OpenRouter をプロバイダーとして追加すれば——1本のキーで数百のモデルを利用できます。
  • ▸openrouter.ai/models でバリアント絞り込みを Free にし、ID が :free で終わる零課金バリアントを選ぶのが基本。無料リストは常に変わり、無料モデルにもリクエスト制限があります。
  • ▸dsh では:設定 → Models → Add provider → openrouter でキーを貼り、Add model でモデル ID を手動追加——Fetch available models は無料バリアントを取りこぼすことがあります。Apply で保存、再起動は不要。
  • ▸まず読み取り専用リクエストで接続を確認し、次に README の作成と読み戻しタスクで検証を。軌跡タブに全ステップとトークン統計が残るので、無料モデルを勘ではなく実データで判断できます。

手順の解説

DeepSeek キーをスキップし、OpenRouter キーを取得

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    dsh をインストールし、DeepSeek キーをスキップ

    公式クイックスタートに沿ってインストールします。まず Node のバージョンを確認し、下のコマンドを実行して npx の確認に応じると、数秒でローカルサーバーが 127.0.0.1:3080 で起動します。最初のダイアログは DeepSeek API キーを求めてきますが、入力は不要。Configure later を押しましょう。ハーネスはモデルを選ばないので、このページでは OpenRouter に向けて設定します。最後にプロジェクトフォルダーをワークスペースとして選択——dsh におけるワークスペースは、そのフォルダーそのものです。

    $npx @deepseek-ai/dsh
    DeepSeek Harness の初回起動ダイアログ「Add an API key to get started」。API キー入力欄と、公式 DeepSeek プロバイダーをスキップする Configure later ボタンと Save and continue ボタンが並ぶ
    初回起動にお財布は不要:Configure later で DeepSeek キーを丸ごとスキップ。3:30 の場面を見る
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    :free モデルを選び、OpenRouter キーを作成

    OpenRouter のモデルページを開き、バリアント絞り込みを Free にして、今何があるかを確認します。カードには各モデルのコンテキスト長と入出力価格が印字されていて、このページ上部の無料リストはその時点のスナップショットです。安定しているのは命名ルールの方で、モデル ID が :free で終わるものがトークン料金ゼロのバリアント。無料モデルにはリクエスト制限もあり、上限に達したら少し待つことになります。続いて API Keys ページで New Key をクリック:名前を付け、有効期限を選び、クレジット上限は空欄のままに——空欄は「このキーに支出上限なし」の意味で、モデルが無料という意味ではありません。キーは秘密に扱い、作成したらすぐコピーします。

    OpenRouter の API Keys ページに開いた New Key ダイアログ。空の名前欄、No expiration の有効期限ドロップダウン、Create ボタンの上の空欄で無制限になる Credit limit
    名前を付け、期限を選び、クレジット上限は空欄——空欄は上限なしだけで、無料の意味ではない。5:46 の場面を見る

OpenRouter を dsh につなぐ

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    dsh の設定で OpenRouter をプロバイダーに追加

    左下の設定ギアをクリックして Models を開き、Add provider を押します。プロバイダーのドロップダウンで openrouter を選び、API キーを貼り付け、Base URL はプロバイダーのデフォルトのままで構いません。Fetch available models で一括取得もできますが、最新モデル——特に無料バリアント——は欠けていることがあり、録画では手動追加を選んでいます。Add model を押し、OpenRouter のモデルページからコピーしたモデル ID を貼り、表示名を付けて、:free バリアントでも同じ手順を繰り返します。Apply で保存。サーバーの再起動は不要です。

    DeepSeek Harness 設定ダイアログの Models タブ。Provider は openrouter、マスクされた API キー、Customized model catalog に Add model と Fetch available models、下に Cancel と Apply
    プロバイダーは openrouter、キーを貼り、モデルは ID で追加——Apply で保存、再起動不要。6:30 の場面を見る
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    モデルを選択し、接続を確認する

    ホーム画面に戻り、メッセージボックス横のモデル名をクリックして、OpenRouter 配下に追加したモデルを選びます。録画ではコスパの良い有料版 GLM 5.3 Flash を常用しつつ、無料バリアントを併用できる状態にしていました——セレクターには前のステップで追加したモデルが並びます。Workspace Write 権限と Standard モードはそのままに、まず録画と同じく読み取り専用リクエスト(ls -A の1回)を送信します。実際にリクエストが往復して初めて、接続完了と言えます。

    DeepSeek Harness のホーム入力エリア。deepseek-harness ワークスペースと Standard モードを選択、入力欄には ls -A の読み取り専用テスト、Workspace Write 権限、モデルセレクターは GLM 5.3 Flash に切替済み
    新しいプロバイダーはメッセージボックス横のモデルセレクターに現れます。7:52 の場面を見る

実タスクで検証する

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    実際のファイルタスクを与え、軌跡を開く

    次は小さなファイルタスクで本領試しです:指定見出し付きの README.md を作成し、ファイルを読み戻させる。チャットビューには整った要約が返ってきますが、証拠は軌跡タブにあります——SYSTEM と CONTEXT 行が指示とワークスペースルール、ASSISTANT 行がモデルの考え方、TOOL 行が実際の書き込みと読み取りで、下部のステータスバーにこの実行の合計が表示されます:2ターン、5ステップ、モデル時間 22.5 秒、93 トークン/秒。

    DeepSeek Harness の軌跡タブ。README の書き込みと読み戻し実行の SYSTEM・USER・CONTEXT・ASSISTANT・TOOL 行が並び、ステータスバーには 2 turns、5 steps、LLM 22.5s、93 tok/s
    実行の全行が検査可能——2ターン、5ステップ、93 tok/s。11:40 の場面を見る
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    検証のレシートを読む

    エージェントに自己チェックを依頼したので、レシートも具体的です。チャットには生成された README.md が表示され、読み戻し内容を見出し・空行・一文と行単位で引用し、ワークスペースの他のファイルには一切触れていないと明言しています。「読み戻しを要求し、実際に読む」——これが安価なモデルを信頼できる状態にする習慣です。

    DeepSeek Harness のチャットビュー。生成された README.md、DeepSeek Harness Demo の見出し、ディスク上のファイルが一致し他には触れていないという読み戻し確認を表示
    読み戻しのレシート:行単位で一致、ワークスペースの他のファイルは無傷。13:00 の場面を見る
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    一段飛ばし:1ファイルでアプリ全体を

    同じセッションで、より大きな仕事:スタンドアロン HTML ファイル1つのタスク管理アプリです。エージェントは完成前に自分のコードをチェックしました。成果物はブラウザーで直接開ける——ダーク UI、入力欄、タスクカウンター、完了クリア——タスクは localStorage に保存されるので、ページを更新しても消えません。タスクを追加し、完了にし、更新して確認:すべての操作が自分の手で行うテストです。無料モデルを大きな変更に任せる前にやるべき検証が、まさにこれです。

    DeepSeek Harness が生成した単一ファイルのタスク管理アプリ Focus Tasks。TOTAL 1・ACTIVE 1・COMPLETED 0 のカウンターと、localStorage に保存された Record DeepSeek Harness video タスク
    HTML ファイル1つでアプリ全体——タスクは更新後も残り、サーバーもビルドも不要。13:52 の場面を見る

無料モデル FAQ

キー取得から、無料モデルを実際の仕事に任せるまでの間に起こりがちな疑問。

OpenRouter の無料モデルは本当にタダですか?

:free バリアントはトークン課金ゼロで、カードの入出力どちらも $0/M と表示されます。ただし制限は二つ。無料モデルにはリクエスト制限があり、上限に達したら待つこと。そして「どのモデルに無料版があるか」は常に変わるので、このページのスナップショットではなく OpenRouter の現在の Free 絞り込みを確認してください。キーのクレジット上限を空欄にするのは支出上限を設けないだけで、有料モデルが無料になる意味ではありません——有料利用はそのまま課金されます。

公式 DeepSeek API キーなしで dsh は動きますか?

動きます。初回起動ダイアログは DeepSeek キーを求めますが、Configure later でスキップでき、この手順のどこでも再び必要になりません——録画でも作者は最後まで DeepSeek キーを入力していません。プロバイダー体系はモデルを選ばない設計で、OpenRouter が現役のプロバイダーになり、公式 DeepSeek は欲しくなったときにいつでも追加できます。

Fetch available models に欲しい無料モデルが出てこない場合は?

手動で追加します。OpenRouter でそのモデルのページを開き、タイトル下に表示されるモデル ID(無料バリアントは :free で終わる)をコピー。dsh 設定に戻って Add model を押し、ID を貼って表示名を付け、Apply で保存。録画がまさにこの道を選んでいるのは、一括取得が最新モデルや無料版を取りこぼすことがあるからです。

無料モデルは dsh で本格的なコーディングに耐えますか?

約束ではなく、検証できる問題として扱いましょう。録画のデモは有料モデルで実行しつつ、無料バリアントを併せて設定していました。そしてこの検証レシピ——まず読み取り専用リクエスト、次に README の書き込みと読み戻し、最後にセルフチェック付きの単一ファイルアプリ——は、選んだモデルがどれでも同じように機能します。無料枠が途中でレート制限にかかったら、セレクターからワンクリックでモデルを切り替えれば良いのです。

関連ガイド

無料ルートが動き出したら、次はここへ。

出典動画

このページは Sahand A. による YouTube 解説(英字字幕付き)に沿って書きました。ダイアログ名、ボタン表記、制限はすべて画面と1コマずつ照合しています。録画内の dsh ビルドと具体モデル名は 2026 年 6 月時点のもので時効になりますが、Free 絞り込みと :free サフィックスは長く使える部分です。プロバイダー全般の手順は モデル切替ガイド

DSH Plugins は DeepSeek Harness プラグインの独立したコミュニティ ディレクトリです。DeepSeek との提携・公認はありません。サードパーティ製プラグインはセキュリティ監査を受けていません。インストール前にソースコードをご確認ください。

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