酒場を dsh へ:dsh-tavern 導入と初期プレイの実践解説
SillyTavern キャラカードの直取り込みから、シナリオで開幕、Guide と一枚挿絵まで。13 ステップのフレーム検証済みウォークスルーで、全スクリーンショットが元動画に深リンクします。
最終更新: 2026-10-03

dsh-tavern は DeepSeek Harness(dsh)ベースの Agent 酒場で、SillyTavern エコシステムと互換があります。キャラカードは取り込めばそのまま動く仕組み。フロント側モデルは本文の執筆だけを担い、変数処理はバックエンド側モデルが受け持つ。ステータスバーはテンプレート描画なので本文でフォーマットを組み立てません——実測で約 10 秒/ターン、キャッシュヒット率 95% 以上。
本ガイドは実機録画に沿って、インストール → カード取り込み → 開幕 → Guide・再生成・画像生成 → 対話式カード編集 → /debug-card までをたどります。スクリーンショットは 12 枚すべて実機フレームから検証済み。ロールプレイ系プラグインの全体像を先に知りたい方は、roleplay コレクションをのぞいてみてください。 roleplay ロールプレイプラグインコレクション
要点だけ
- ▸インストール:Windows はワンクリックインストーラ、Linux は curl 1 行(Node ≥ 22.19)、macOS は DSH Desktop ターミナル。Android APK もあります。
- ▸キャラカードは PNG/JSON を複数選択でそのまま取り込み。プリセット・ワールドブック・シナリオ素材は専用ライブラリで管理し、MVU・正規表現・酒館ヘルパースクリプトもそのまま動作。
- ▸開幕時にシナリオ(スクリプト)モードをバインド可能。本文は約 10 秒/ターン。Guide で物語を誘導し、意見付きで 1 ターンだけ再生成、挿絵もワンタップ。
- ▸カードの不調も安心:対話でカード編集 → ワンタップ再読み込み + valid:true チェック → /debug-card がプレイログを読んで修正案を提示。
インストールから /debug-card まで全 13 ステップ
導入して開幕
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dsh-tavern をインストール
Windows はワンクリックインストーラ(.exe)をダブルクリック。Linux は下の 1 行をターミナルで実行。macOS は DSH Desktop ターミナルで同じスクリプトを(DSH_TAVERN_HOST=desktop)。CLI 経由には Node.js ≥ 22.19 が必要です。導入後は dsh から起動し、左側がプレイの入口になります。
$curl -fsSL https://cdn.jsdelivr.net/gh/flizzywine/dsh-tavern@main/install.sh | DSH_TAVERN_HOST=cli sh - 2
キャラカードを PNG/JSON のまま一括取り込み
キャラカードライブラリを開き、取り込みボタンから PNG・JSON を複数選択で一括インポート。プリセット・ワールドブック・シナリオ素材はそれぞれ専用のライブラリタブで管理します。SillyTavern のカードパックを丸ごと運べ、README によれば MVU・正規表現・酒館ヘルパースクリプト・フロント装飾もそのまま動作します。

カード・プリセット・ワールドブック・シナリオ素材は 4 つのライブラリで管理。カードパックを丸ごと運べます元動画を見る 0:08 - 3
開幕:デモカードを確認して新しいゲームを開始
カードを選ぶとゲーム設定が開きます(全 3 ページ):場所・天気・現在の手がかり・キャラ状態バーを確認し、プレイヤーの呼び名を決めて(既定は前回のもの)スタート。デモカード「金麦穗酒館」は豪雨で町が閉ざされる雨夜から始まります。

開幕設定は全 3 ページ。2 ページ目で内容を確認し、呼び名を決めればスタートです元動画を見る 0:26 - 4
発展:スクリプトモードとワールドブックのバインド
カード設定でシナリオファイル(the-missing-silver-bell-caravan.md など)をキャラカードにバインドすると、新しいプレイ対話は自動的にスクリプトモードへ:Agent は物語の進行に合わせて区画ごとに読み・続き書きし、全体を一括読みしません。ワールドブックはカードに付随し、メインブックが優先されます。

バインド後の新しいプレイは自動でスクリプトモードに入り、Agent が区画ごとに続きを書きます元動画を見る 2:24
遊ぶ:生成・誘導・画像
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本文がリアルタイム生成されるのを見る
行動を送ると「深度求索中…」(DeepSeek が思考中)の表示に。右側のステータスカードは手がかりとキャラ状態を追いかけていきます。実測約 10 秒で本文が届き、変数処理はバックエンドモデルが舞台裏で処理します。

実測約 10 秒/ターン。変数処理はすでに舞台裏で終わっています元動画を見る 0:34 - 6
ステータスカードの読み方:変数はカードの上にある
金麦穗酒館のステータスカードは、場所・天気・現在の手がかり・アヴラの信頼度バーを 1 枚のパネルにまとめたもの。ステータスバーはテンプレート描画なので、モデルが本文でフォーマットを組み立てる必要がなく、終盤まで崩れません。

ステータスバーはテンプレート描画。モデルにフォーマットを組ませないので、物語が長くなっても崩れません元動画を見る 0:40 - 7
Guide で物語を舵取り
右側の「剧情指导」(プロットガイド)パネルはモデルへの指示で、文脈に注入して展開と文体を導きます。「アヴラは手がかりを一度に語らない。小さな仕草とためらいを書いて」と書いて候補生成を押せば、キャラ行動/場面変化のタグ付き候補が 5 件。自由に行動しても、候補を入力欄に追記しても OK です。

候補を入力欄に追記して選ぶだけ。Guide に一言書き添えるだけで、その後の展開と文体を長期にわたって制御できます元動画を見る 0:48 - 8
意見付きで 1 ターンだけ再生成
この一段が気に入らない?「本文を再生成」を開き、「窓の外をもう少し」と意見を書けば、現在のターンだけを差し替えます——実測 5.2K tok・11 秒。物語全体は崩しません。

方向を示す一言だけで足りる。この再生成は 5.2K tok・11 秒でした元動画を見る 1:04 - 9
ワンタップで挿絵生成
「画像生成」を押せばシーン挿絵がそのまま会話に挿入されます:Grok・NovelAI・ComfyUI など 9 種類の画像生成サービスに対応。気に入らなければその場で削除・再描画、変数処理も通常どおり(変数更新・1 件)。

画像生成サービスは Grok・NovelAI・ComfyUI など 9 種類対応。その場で描き直せます元動画を見る 1:12
キャラ作成とカード修正
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対話で新しいキャラをデザイン
「キャラデザイン」を開き、デザインメモは空欄でも OK——空欄なら現在のストーリーと既存のプロフィールから自動でデザインします。完成したプロフィールはローカルのワールドブックに自動書き込みされ、右側のアーカイブカウンターが増えます。

完成したプロフィールはローカルのワールドブックに自動書き込み、アーカイブ数も増えます元動画を見る 1:20 - 11
対話式でカードを修正
カードモードなら変更箇所をそのまま話すだけ:「台詞をシニカルで皮肉の効いた語り口に変えて」。修正後のカードは本文ハイライト diff で返ってきます。JSON フォームを手で埋めるより、チャットのように反復できる方式です。

変更箇所をチャットのように伝えれば、カードはハイライト diff で戻ってきます元動画を見る 1:36 - 12
ワンタップ再読み込み + チェック
書き戻したらまずチェック報告を確認:検証結果は valid:true・エラーなし、first_mes や代替の挨拶キーが未変更である旨も明記されます。静的チェックは正規表現・スクリプト・MVU の変数処理を含まないため、あだ名の出る頻度などはプレイでしか分かりません。

ワンタップでカードを再読み込みし、status キーを照合。静的チェックで見えない部分は、プレイで確認しましょう元動画を見る 1:52 - 13
ステータスバーがおかしい?カード Agent に任せる
表示や生成の問題(正規表現の未読み込み、フロント装飾の競合、内容生成の異常)は「カード Agent にデバッグを任せる」ボタンか /debug-card の入力へ:Agent がプレイログを読んで原因を特定し、修正案を示します。

調子がおかしいときはプレイログを渡すだけ。Agent が原因を特定し修正案を示します元動画を見る 2:08
よくある質問
dsh 酒場プラグインの導入・モデル・キャラカードに関する 6 つの質問。
dsh 酒場プラグインの入れ方は?
3 つの方法があります。Windows は公式ワンクリックインストーラ(.exe)、Linux は curl 1 行(Node.js ≥ 22.19)、macOS は DSH Desktop ターミナルで同じ導入スクリプトを実行。導入後は dsh から起動し、ブラウザで Web UI を開けば遊べます。
API キーは必要?どんなモデルが使える?
必要です。モデルは DeepSeek に限らず、公式には「全モデル対応」でローカルモデルもサポート。ポイントは二刀構成で、フロント側モデルは本文の執筆のみ、変数処理などのタスクはバックエンド側モデルが担当し、それぞれ別のキーを設定します。デモでは DeepSeek V4.1 Flash を使用。
SillyTavern のキャラカードはそのまま使える?
はい、そのまま使えます。カードライブラリの取り込みボタンから PNG・JSON を複数選択でインポートでき、プリセット・ワールドブック・シナリオ素材は専用ライブラリへ。README によれば、MVU・正規表現・酒館ヘルパースクリプト・フロント装飾もカードと一緒に動作します。
dsh-tavern と SillyTavern の違いは?
dsh-tavern は SillyTavern のフォークではなく、DSH(DeepSeek Harness)ベースの Agent 酒場です。SillyTavern のカード生態系と互換があり、カード・ワールドブック・プリセットをそのまま取り込めます。違いは実行基盤のほう:フロント/バックエンドモデルの役割分担、テンプレート描画のステータスバー、95%+ のキャッシュヒット、カード単位のスクリプトモード、そして dsh プラグイン生態系への接続です。
スマホでも遊べる?
遊べます。Android APK を配布中(Android 11+・ARM64)。スマホから QR コードでデスクトップのインスタンスにリモート接続する方法も。テキストゲームなら画面への負担は軽く、通勤時間に 1 戦遊ぶのにも向いています。
ステータスバーの表示や生成がおかしいときは?
UI に自救入口があります。「カード Agent にデバッグを任せる」ボタンか /debug-card を入力すると、Agent がプレイログを読み、正規表現の未読み込みかフロント装飾の競合か内容生成の異常かを切り分けて修正案を出します。issue を掘らなくて済みます。
関連ガイド
dsh の遊び方を広げる他のルート。
roleplay ロールプレイプラグインコレクション
liketavern・nexttavern など酒場系コミュニティプラグインとロールプレイプリセットのカタログページ。「何がある」はこちら、「入れ方」は本ページ。
ガイドを読むdsh で小説を書く
長文創作のもう一つの道。カードで遊ぶのではなく、agent に構成から原稿まで書かせます。
ガイドを読むAgent プリセットガイド
agent の振る舞いとシステムプロンプトを調整する方法。酒場遊びにも効く汎用スキルです。
ガイドを読むショートドラマ制作
分割ストーリーの制作ワークフロー。酒場のスクリプトモードと比較するのも面白いです。
ガイドを読むプラグインインストールガイド
dsh へのプラグイン導入 3 方法とよくある落とし穴。まずこれを押さえてから酒場へ。
ガイドを読む出典とクレジット
画面はすべて発泡阿布氏の Bilibili 実機録画から(同チャンネルの包装動画 BV1NAeq6iELC は公式リポジトリ名の証拠としてのみ使用し、フレームは未採取)。機能一覧と導入コマンドは GitHub README と 1 行ずつ突き合わせました(★636・AGPL-3.0、2026-10-03 実測)。各スクリーンショットから元動画の該当秒へジャンプできます。
